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千葉経済学園90周年記念式典を挙行しました

 令和5年11月15日、秋晴れのよき日に千葉経済学園創立90周年記念式典を執り行いました。千葉市長の神谷俊一氏、千葉県私学教育振興財団前理事長の福中儀明氏をはじめ、たくさんのご来賓・ご招待の皆様に臨席を賜り、みなさまに90周年の節目をお祝いいただきました。
 この様子は、11月16日付けの千葉日報朝刊3面にも取り上げられています。

 昭和8年にあたる1933年、36名の生徒たちと産声を上げた千葉経済学園。
 式典ではこれまでの歩みが映像で紹介され、佐久間勝彦理事長が式辞を述べました。実業家の渋沢栄一の言葉を元にした建学の精神「片手に論語 片手に算盤」に触れ、「これからも倫理道徳と専門知識を磨けるよう、渋沢の精神を胸に刻み、教育を充実させていく」という思いを伝えました。また、脈々と息づく「論語と算盤」の精神を振り返るように、初代創立者 佐久間惣治郎、二代目理事長 佐久間彊(つとむ)の教育理念についても触れています。

「一人も棄つべき者はない」
 これは、惣治郎が掲げた「本校の教育」にある一文です。この「棄つ」という言葉は、物を手放す意味を持つ「捨てる」とは異なり、大切な命あるもの、重要なものを打ち棄てる行為に充てられています。佐久間勝彦理事長は、「手がかかって困り果ててしまう学生・生徒であっても、真心をもって寄り添えば、人としての確かな歩みを始めていく」という、惣治郎の実践から導き出した教育信念を心に刻んでいきたいと話しました。

「SMALL IS BEAUTIFUL」
 佐久間彊(つとむ)が、イギリスの哲学者シューマッハーの言葉を借りて唱えた言葉です。千葉経済大学・短期大学部のモットーになっています。佐久間勝彦理事長は、「『小さいことはすばらしい、美しい』と認識し、本学では、小さな大学であるからできること、小さな大学でなければできないことを地道に行っていく」と話しました。

 大学院・大学・短期大学・附属高校を設置している私たちの学園には、3660名の学生・生徒が勉学や部活動に励んでいます。紅葉の美しい季節になり、学園のシンボルになっている楷の木=写真左=も、学生たちに負けないくらい色鮮やかに彩られています。
 次の100年へと刻んでいく記念すべきこんにちを迎えることができましたのも、ひとえに皆様方の温かいご支援とご協力の賜物と感謝しております。
 この90周年を新たな出発点として、教職員一同精進してまいりますので、今後ともより一層のご支援、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。