職業
男女の性差によって、現実の職業選択になぜ違いがあるのでしょうか。たとえば、就業している看護師の約94.8%が女性ですから、そのほとんどが女性だと言えます。このような性差による就業の特徴はなぜ起こるのでしょうか。また、厚生労働省の報道発表によると、看護師の数は、約143万4千人(平成21年)で、女性就業者全体の数が2,638万人ですから、働く女性の20人に1人が看護師という計算になります。看護師の働き方を考えることは、女性の働き方を考えるという、大きな問題にもつながってきます。また、男女平等の考え方は、多くの人にとって当たり前のものとなっていますが、実際の選択や職場での性差による扱い、扱われ方の違いはなぜ生じているのかについても考えています。
→ 『看護職の社会学』 をご覧ください。